ネロの暴君像の再評価をめぐる諸説

ローマ皇帝ネロ(在位54-68年)は、母アグリッピナの殺害やローマ大火への関与などを、タキトゥスやスエトニウスら元老院階級の史家によって伝えられ、暴君としての人物像が長く定着してきた。一方でこれらの史料の客観性を疑問視する立場や、民衆や属州からの人気を根拠に統治を再評価する研究も存在し、その実像を巡る議論は今も続いている。

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